製図の宿題の量に愕然としている皆さんへ
一級建築士の製図試験対策講座が、そろそろ始まっているかと思います。
そして、初日に課された宿題、とんでもない量だと感じませんでしたか?今回は、この宿題の意味についてお話しします。
宿題の内容は、おそらく図面のトレースです。なぜ、トレースなんでしょうか?
理由は簡単です。「しっかりやれば、一番身に付く方法」だからです。
でも、ただ描き写しているだけでは意味がありません。描く順番と、線の意味を考えながら描いてください。
ざっくり言うとこんな感じ↓
- 基準線
- 基準線間の寸法
- 柱
- 壁の位置のラフ線
- 外壁
- 内壁
さて。基準線間の寸法を、なぜこんなに早く書き込むのかと疑問を持ったのではないでしょうか?
それは、「基準線の位置が間違っていたら命取りだから」です。
まず基準線を引いて、その間の寸法を確認しながら数値を書き込んでいってください。それだけで、間違いがかなり少なくなります。
描く順番や線の意味を確認しながら描いたら、最初は10時間くらいかかるかと思います。こんなのやってられない!なんて思うかと思います。
でも、その最初の数枚をしっかり描けば、気づいたら3時間くらいで描き上げられるようになっています。
1本の線を引いている間に、次はどこの線を引くべきかがわかると、どんどん手が動きます。そうすると、見本の図面を見る回数も減るはずですよ!
ですので、最初は根気でがんばってください!