精神疾患を乗り越えた一級建築士の雑記

資格やボードゲームについても語るよ

ボードゲームだからと思ってキャッシュフローゲーム会に言ったら、ネットワークビジネスに勧誘された話

ロバート・キヨサキというベストセラー作家をご存じですか?最も有名な著書は「金持ち父さん貧乏父さん」でしょう。

 

わたしはお金の勉強をしたいと、知人に相談したところ、ロバート・キヨサキの著書のうち、「キャッシュフロー・クワドラント」という本を勧められました。

お金に関する知識が全くないと言っても良いし、ビジネス書を読んだ経験がほとんどないわたしにとっては、とにかく読みづらい、とても分厚い本です。でも何とか読み進めて行く中で、ただひとつ、興味を持った点がありました。

 

どうやら、「キャッシュフロー101」という、お金の勉強もできるボードゲームがあるらしい。ボードゲームできて、お金の勉強もできるなんて、一石二鳥!最高!

 

と安易に思って、特に何も考えずにGoogleで、「キャッシュフローゲーム  イベント」で検索。そして出てきたイベントに、特に何も考えずにあっさり申し込みました。暇だったし。参加費1000円だし。

 

そして当日。会場に向かうと、10人くらいの人たちがいました。んーなんかよくわかんないけど、とりあえず大丈夫そう?という印象。

 

まず、ボードゲームが始まる前に30分程度、金持ち父さんの考え方に関する説明がありました。内容はキャッシュフロークワドラントの、4つのクワドラントの違いなどの説明でした。

その後、テーブルごとにボードゲームを開始。

 

1時間半ほどゲームをやった後、ロバート・キヨサキの本を6冊勧められました。また、キャッシュフローゲームは10回やってください、とのこと。

 

ゲームは楽しかったですし、何か勉強になりそうな本を教えてもらえたし、とりあえずまた来てみようかなーと思いました。

何より、ロバート・キヨサキの著書には、「キャッシュフロー101は何度もやらないと意味がない」のようなことが書かれていたからです。ただ、勧められた本の中には、こんなのもありました。

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

 

 この本はまさに、一冊まるまるネットワークビジネスについて書いてありました。これを読んで、なんとなく察していましたが、これも経験だ、と思って通い続けました。

 

何回かキャッシュフローゲームに参加するうちに、ゲームを10回やったら、「卒業セミナー」というものがある、という話を聞きました。

まあ、聞いておいて損はないかなーと思いまして、指示された本を10冊読んで、キャッシュフローゲームも10回くらいやったんです。3ヶ月くらいかけて。

 

そしたら、「卒業セミナー」の案内が来ました。どうやら、2種類あって、どっちも受けておいた方がいいとこのと。なんとなく心配しつつも、行ったんです。その卒業セミナーに……

 

まず1つ目の卒業セミナー。これは団体の代表の方によるもので、キャッシュフローを生み出すために考え方の復習で、今まで読んできた本に書かれていたことの復習のようなものでした。いかにキャッシュフローが大事かということを1時間くらいで力説していました。こちらはまあ、特に問題はありませんでした。

 

そして2つ目の卒業セミナー。これは団体の2番目の人でした。そして始まりました。ネットワークビジネスへの勧誘が。

ブランドは「NUSKIN(ニュースキン)」。ニュースキンがどれほど大きな会社で、製品がどれほどすばらしいかを力説していました。キャッシュフローを生み出す仕組み、つまり自分が何人にどれほど紹介すれば儲かる、といった話もありました。

そして念を押すように言われたのが、「キャッシュフローを生み出す手段を、好き嫌いで選んでいる人が多い。好き嫌いや得意不得意を捨てて、誰でもできる手段として最も良い手段がネットワークビジネスである」ということでした。

 

そのセミナーの後、カフェに行き、今後の話をされました。ネットワークビジネスを始めたいと思うのであれば、NUSKINの本社見学や、具体的な手続きの話をするけど、どう?というような話でした。

たくさんの本を読んだ上で、ネットワークビジネスについての偏見は、かなり薄れていました。確かに、企業するよりも手をつけやすく、誰でもできるな、と思っていました。ネットワークビジネスで友達をなくしていた友人を知っていましたが、その人のやり方が悪かったのだということも理解していました。

でも私は断りました。

全てを知った上で、「ネットワークビジネスは私には向いてない」と思ったこと。そして何より、NUSKINの製品に魅力を感じなかったことが理由です。

 

一緒に卒業セミナーを受けていた人たちは、おそらくネットワークビジネスを始めていると思います。10冊の本、10回のキャッシュフローゲーム、そして卒業セミナーと、上手にプログラムが組まれていて、自分も成功できそうだと感じられるようになっているからです。でも実際、この団体に所属している人たちのどれほどの人数が成功しているかは分かりません。

お金の勉強をしたかった私にとっては、とても良い経験になりました。結果的には、参加してよかったと感じています。

 

おしまい。

 

ちなみに「キャッシュフロー101」とはこんな感じのゲームです。

キャッシュフロー 101 (日本語版)

キャッシュフロー 101 (日本語版)

  • 出版社/メーカー: マイクロマガジン
  • 発売日: 2005/08/05
 

 

また、実際に読んだ10冊の本も載せておきます。本自体はとても勉強になるので、ネットワークビジネスに抵抗のある人も、読んでおいて損はないと思います。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

2冊目 

改訂版 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 (単行本)

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 3冊目 

 4冊目 

金持ち父さんの起業する前に読む本 -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン

金持ち父さんの起業する前に読む本 -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン

 

 5冊目 

金持ち父さんの21世紀のビジネス

金持ち父さんの21世紀のビジネス

 

 6冊目

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション―私がネットワークビジネスを勧める理由

 

 7冊目 

 8冊目 

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

 9冊目 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

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 10冊目 

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない